第一地蔵尊祠あす正御影供に落慶法要

私が住んでいる地域は「麻生津(おおず)」と呼ばれ、
大和街道から高野辻というところから分かれ、
紀ノ川を渡って高野山に通じる西高野街道(西国街道) にあたります。

当寺はここで頻繁に舟が往来することから、
もともと「大津」であったものがやがて「麻生津」と書かれるようになりました。

麻生津で舟を下りるとすぐに高野山への六地蔵のうちの第一番のお地蔵さまが出迎えてくれます。
茶屋町で一休みしさらに山道を登ると横谷という地域に第二の地蔵さまが、
そして息も切れるような急坂を上り麻生津峠に着くと、
第三のお地蔵さまが出迎えてくれます。
この峠には「茶湯観音」と呼ばれるお堂があり、
巡礼の人たちはここで一休みをし、
納骨で高野登りする人たちはこの観音様の前で「お茶湯」して故人の冥福を祈りました。

うちの村には、なんと六地蔵のうち三地蔵があるのです。

さてその第一地蔵さまの祠が昨年の21号の巨大台風により全壊したため、
地域の方たちのご尽力により勧進が呼びかけられ、
おかげさまで明日4月25日(旧暦3月21日)の正御影供に落慶法要が営まれることになりました。
(この日は第二地蔵尊でも法要があります。)

新しくなった祠に納まった第一地蔵尊も、さぞやお慶びのことでしょう。


西高野街道の第一地蔵尊(北涌地区)


西高野街道の第二地蔵尊(横谷地区)

西高野街道の第三地蔵尊(赤沼田地区)

第三地蔵尊の向かいにある茶湯観音

弘法大師作と伝えられる麻生津峠の「茶湯観音」

南無地蔵菩薩
おん かかかび さんまえい そわか
合掌