護摩壇

不動寺が建立されたのは慶長6年(1601年)開山と伝えられています。
約310年ほど前には本堂が焼失します。
その後、宝永3年(1706年)、 今から312年前に本堂が再建されました。
この年は、粉河寺の山門が建立される前年のことです。
不動寺の護摩壇は、 寛政5年(1793年)、住職宥全の代に寄進されました。
しかしその後、大戦時中に鉄製の護摩釜は供出され、
以降護摩釜が据えられることがありませんでした。

平成23年12月22日に修復出来しました。


現在、毎月28日(8月を除く)護摩焚き法要を行っています。
次回開催はお知らせをご覧ください。
護摩焚き法要の様子は住職ブログをご覧ください。

護摩壇の大修復

  護摩壇の横ハメ板の裏には「寛政5年霜月」の墨筆がありました。 この年には「寛政地震」とよばれる三陸沖地震が発生しています。

   護摩天蓋がつり上げられる。

   護摩天蓋と瓔珞。

   護摩天蓋の鳳凰の飾彫り

   ステンレス製の護摩釜プレート

   六器や護摩法具も揃いました。

   新品同様に修復された護摩壇。ほとんどの仏具も磨きなおされました。

70年ぶりの護摩焚き法要

   行者は辻和道副住職です。

   祈願は東日本大震災被災者を慰霊

   あわせて、台風12号災害被災者の慰霊をします。

   本堂の周囲には約40人の参拝者が熱心に秘法に見入りました

   護摩法要終了後、護摩のぬくもりを身体にあて、息災を祈願します。

   辻和道副住職は最後まで祈念しました。


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