明日は彼岸の中日

昨夜、満月と中秋の名月が同じ日に重なるのは何年かぶりだそうです。
 
私は満月を見ると手をあわせてしまいます。
そんな方は多いのではないでしょうか。
 
私ごとですがー
6年前、化膿性脊椎炎で腰の骨が溶け約6ヶ月寝たきりで入院していたとき、病室の窓に満月が見えたときには、思わず泣きながら手をあわせたことを忘れることができません。
(シリーズ第五弾「田舎坊主の闘病日記」2019年発行に詳細)
 
なぜお月さまに手をあわせるのでしょうか?
 
私たちの身体にあるお月さまー
月(にくづき)がたくさんあります。
脳・肝・胃・胆・脾・肌・胸・脇・膵・股・肩・・・・
まるでお月さまでできているようです。
 
私たちの生活にあるお月さまー
暦1月~12月は付かず離れずとても大切なもので、
自分のおかれている位置や時間を与えてくれています。
これを無視して生活している人はいないでしょう
 
私たちの生きる月々の糧はー
多くの人が月々の月給で野菜、魚、お肉などを買い自分・家族の身体を養います。
たくさんの命あるものを戴き食し、すべてが血となり肉となって命をつないでいます。
月々の糧が自分の「にくづき」に循環していきます。
 
   *
 
月は天空にありながら私たちと深く繋がり、関わりを持っているのだと思うのです。
だからこそ手をあわせるのでしょう。
健康であること、元気に働けること、話せること、聞けること。
そんな自分をこの世に生んでくれたことにつながるたくさんのご先祖にも・・・・。
たくさんの感謝を込めてお月さまに手をあわせるのではないでしょうか。
 
   *
 
お月さまに手を合わせるもう一つ大切なことー
いま自分が健康で元気に働くことができることに感謝するとともに、病気で苦しむ人や困難な環境に置かれ苦しんでいる人の安寧を併せて祈ることも忘れてはならないと思うのです。
 
 
明日は彼岸の中日ー
昼と夜の時間が同じでどちらにも偏らない秋分の日はお彼岸の中日です。
 
お月さまに手をあわせるときー
辛い状況におかれている人のことを思い祈る気持ちは、
まさに偏りのない考え方、中道の思いの実践だと思うのですが・・・・。
 
不動坊
良恒
合掌
 
<おまけ>
最期の写真はー
豆腐とコンニャクを焼いてずんだ餡をのせた精進スイーツです😂
味噌田楽ではありましぇん😂😂😂
 
 
 
田楽風 精進スイーツです
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