東日本大震災から11年・慰霊の旅

3月11日、東日本大震災から11年ー
  
きのう5年ぶりに仙台名取閖上の日和山、名取市大震災慰霊碑、寄り添い地蔵尊にて慰霊の読経をあげさせていただきました。
    
寄り添い地蔵尊前では隣の接待場の方が写真を撮ってくれました。
    
5年前には寄り添い地蔵尊は建立されていませんでしたが、
大きく変わっていたのは閖上朝市ができているくらいでしょうか。
読経の後、閖上から広浦、増田川沿いに約6㎞ほど内堤防を歩いてみましたが、以前には、流された墓石が取り敢えず寄せ集められていた処がきれいで広々とした墓地公園となっていました。
でもまだまだ更地が広がっていました。
    
やはり東北の海風を受けながら合掌し読経させていただくと、ここ名取で失われた964名を含む多くの震災犠牲者と、罪なき多くの命が失われているウクライナの現状も重なって熱いものがこみ上げてくるのを覚えました。
     
しかし天災は避けられずとも、折角言葉を持つ人間なんだから話し合いによって争いを避けないと人としての価値がないでしょう。ひとり一人の悲しみに寄り添えば戦争は止められると思うのですが・・・。
     
それにしても、日和山のふもとに建立されたお地蔵さまの名前が『寄り添い地蔵尊』と命名されていたことに何か不思議な縁(えにし)と温かい感動を覚えたお逮夜慰霊の旅でした。
     
令和4年3月10日
東日本大震災お逮夜
不動坊 良恒
合掌

 

3月10日 関空から仙台空港へ

関空~仙台へ

名取市閖上の日和山

名取市閖上の日和山
日和山上の御社
慰霊の読経をさせていただきました。
日和山から見た公園と慰霊石塔
まだまだ更地が多い

寄り添い地蔵尊前で読経

日和山下に建つ寄り添い地蔵尊
お接待場の方が読経中写真を撮ってくれました。

震災メモリアル公園で読経

日和山の向かいにある震災メモリアル公園
モニュメントの高さまで津波がきました。
964霊の名が刻まれた銘石板
ここ名取では16796戸が流され964名の方が亡くなられました。

合掌

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