19日お世話になった宿の女将さんがー
この宿はもともと宮大工だった初代が明治40年から宿をはじめたそうで、
その時は「湖月」だったそうです。
このような話になったのはー
部屋の座敷机は根来塗りですかと私が聞いたことから・・・
「むかし宿に泊まった尼僧さんが、松葉に落ちる雨音が琴の音色に聞こえたところから今の琴水と名付けた」と・・・。
宿 琴水

観月の名所でもあり景勝は浜名湖随一と言われているそうです。
そのため多くの映画監督や作家などがこの宿で筆を執り思考を深めたそうです。
今村昌平、木下恵介、源氏鶏太、志賀直哉、里見弴、小津安二郎・・・・
そうそうたる名士たちです。
紀行文がすばらしい大町桂月も1ヶ月ほど逗留し、
「春の浜名湖」という紀行文を書いて、ここで次ような詩を詠まれたそうです。
『布団から あたまだけ出す 初日かな』
上がりがまちの飾り棚


琴水のお料理




私は寝ぼけまなこで早朝のお日さまを撮ってみました。
琴水からの朝日と浜名湖


朝会計のときー
私が薬師巡拝してることなどいろいろ話したことを覚えてくれていて、
女将が「近くに広福寺というお薬師さんのお寺がある」と教えてくれました。
広福寺のお薬師さん



ありがたくお詣りさせていただきました。
南無薬師瑠璃光如来
合掌