補陀洛山寺に参拝

世界遺産登録20年を記念して秘仏本尊十一面観音像などの特別公開が行われている、那智勝浦の補陀洛山寺に参拝
むかし観音浄土(極楽浄土)が海の向こうの「補陀落山」にあると信じ、
四方を釘付けした小さな船に30日分の食料だけを積んで旅立った
これを「補陀落渡海」という
サンスクリット語の「ポータラカ」(インド南部にある観音さまの居る山)を語源としている

868年の慶龍上人が最初で、平安時代に3回、室町時代に10回、江戸時代に6回が記録されているという
日本から行くとすればまさに死の航海であった
寺に保存されているその渡海船を見て、
数年前に亡くなった紀南の友人の新仏精霊送り船を思い出した

今に残るまさに極楽浄土への旅立ちだったのだろう🙏

・・・・・・・・・・・・
途中13年前の今日、那智勝浦に死者28名約1000戸の家屋被害という台風大水害が発生した
那智の滝のすぐ近くにある台風12号犠牲者の慰霊碑にお参り献花し、
町の慰霊祭のあと読経させていただきました
・・・・・・・・・・・・
ご本尊宝前にて
難病患者に寄り添い下さいとの祈願を込め読経させていただきました
友人の冥福とともに🙏
台風災禍の犠牲者の冥福とともに🙏

合掌

補陀洛山寺
平安時代の秘仏十一面観音(公開はあとしばらくです)
復元渡海船
友人の新仏精霊船(海に流し送ります)
那智の滝(この下流が大きな被害を出した)
平成23年9月4日の大水害慰霊記念碑

このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

*