地元西脇地区の無縁如来塔と阿弥陀如来の一年一度の供養日
かつては私の村には寺が5ヶ寺存在しましたが、
廃仏毀釈により現在では自坊不動寺だけになってしまいました
本日お参りしたのはー
かつて成菩提寺(廃寺)の庫裡を地元集会所に再築した際
あらたに収蔵庫に移設したご本尊阿弥陀如来と
それに合わせて近隣の無縁仏を集めた無縁如来塔を供養するものです
私がご詠歌を教え始めたころにはここにもご詠歌講ができ
40年以上みんなでご詠歌を唱え経を上げ欠かすことなく供養を続けています
ご詠歌講を純令に引き継いでいるので、
きょう私自身お参りするのは久しぶりでした
そこでこの阿弥陀さまのお話を少ししました
私が教育委員会に席を置いていたときに県と共同で実施した当地区の仏像調査のこと
それはこの阿弥陀さまは藤原時代のもので町内(旧那賀町)で一番古いものであること
しかし過去に雑な修理が行われていて文化財価値が損なわれていること
しかしー
仏像の価値よりもみんなで大切に祀り護り続けていることこそが素晴らしい価値であること
だからー
正面の無縁如来塔に祀られている小さな石碑の苔が喜んで笑っている顔のように見えませんか?
と、そんなお話。。。
暑いなかご苦労さまでした
合掌
※読経の途中での焼香の際、後ろ姿を見て「このお爺さん誰やったかな?」と思い、終了後顔を見たら同級生でした