和医大薬学部・特別講義「難病患者の人権」

和歌山県立医科大学薬学部にて、特別講義「難病患者の人権」

和医大の校章シンボルマークはマンダラゲ❁
医聖華岡青洲の全身麻酔薬「通仙散」の主原料チョウセンアサガオのことです
すべてに価値があることを教えてくれる花であることから「マンダラ華」
この花を校章にしている和医大で学ぶ学生に。。。
ときにはー
不要と思われるもの、汚いもの、目を背けたくなるようなもの・・・
それらが素晴らしい役割を担っているのだということをお話ししました
90名の生徒さんたちみんな真剣に聴いてくださいました🙏

講義内容の主旨はー
・人は相手の立場には立てないもの
・「普通」は普通でない
・言葉でも治せるものもある
・・・いろんな例を挙げてお話ししました


感想文をいくつか抜粋します
■今日の講義を受けて、「人の立場になって考える」ということについて改めて考えさせられました。
今まで何度も何度も聞いてきた言葉なので、もう分かっているよと言いたくなるんですが、そんな簡単にできることではないことだからこそ何度も何度も言われ続けるのではないかと考えました。
実際に、この説明をされていた時に例に出されていた女性の行動に関して、森田さんの指摘を受けるまでは、正直何が問題なのかよく分かりませんでした。
この時に、いかに自分が人の立場に立てていないかについて気付かされました。
そして自分には他人について考える時間が圧倒的に足りていないな、と感じました。
考える時間があれば必ず人の立場に立てるわけでは決してないと思うけれど、少しは人に寄り添えるようになるのではないかと考えました。
この先、実習や実際に患者さんと接して働くようになった時に、すこしでも心のそばに近付けるような人間になろうと思いました。

■全く同じ経験をしないと完全に共感することはできない、というお話にものすごく同意します。
私は人の痛みが分かる人になりたいと思って医療系に進むことを決意したので、その理想と現実のギャップをどう埋めたらいいんだろうと前々から悩んでいました。
最近は研究室や勉強に追われ、この問題について考える余裕がなかったのですが、今回のお話を聞いて、その問題にきちんと向き合わなければなと思いました。
微力でも森田先生のようにつらい思いをされている人の助けになれるように頑張ろうと思います。

■人は相手の立場には立てない。相手の気持ちにはなれない。
だけど、寄り添うことはできる。だから、寄り添うことが大事。
その論理が、森田先生の落ち着いた声から心にすっと入ってきました。
薬だけでなく、言葉でも患者さんに寄り添える薬剤師になりたいです。

■有名な韓国アイドルの人が、ブッダの教えの本を読んでいて、その内容が「本来ならこうである、という思い込みを捨てることで予期せぬことやネガティブな出来事にも柔軟に対応できる」というような趣旨のコメントをしていました。
今回のお話もこの内容と重なる部分があると感じました。
難病の患者や障害のある方に対して接する時、健康人としての自分自身の言動を意識し、相手の置かれている状況に寄り添うことのできる広い視野を持とうと思いました。

■今回の講義を受けて最も考えさせられたのは、「普通」とはどのようなことなのかということです。
日常生活の中で何気なく言っている「普通」について、それが誰かの望みであることもあることに改めて気づきました。普通に思っていることが当たり前であることの大切さを大事にすると共に、少しの配慮も必要であることを感じました。
etc。。。

熱心に耳を傾けてくれたことに感謝します
みんな素晴らしい薬剤師や薬剤研究者になってくれるでしょう
ありがとうございました🙏
#和医大薬学部
#和歌山県立医科大学薬学部
#田舎坊主
#難病患者

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