「みちのくいとしい仏たち」

龍谷ミュージアムへ「みちのくいとしい仏たち」に会いに行ってきました。

決して立派なお堂や寺院に祀られていたのではなく
また有名ではない大工や船大工さんたちが心込めて
地域の人々の願いに寄り添い彫り上げ祀られた仏たち

全国にあったこうした民間信仰対象仏は
ほとんどが子どものおもちゃなどとなり散逸してしまいました
しかし東北みちのくにはまだ残っているのだそうです

ほとんどの神や仏たちはニコニコと笑いふくよかな胴体で
お不動さまも怖い顔ではありません
地域の人々に多くの安心を与えていたように思いました
・・・・・・・・・・・・・・・
<余談>
昼過ぎ帰り道、きょうの京都は暑かったんです。
私の前を若い二人の女性が前後になって日傘をさして歩いていました。
後ろの女性がー
「あっ私傘忘れてきたっ」
私、心の中で<傘さしてますけど>と思ったとき
前の女性が傘を指さしてー
「○○ちゃん、それなに~?」
と言うなり笑うの笑わんのって・・・・
そしてその女性がー
「あんたは私よりずう~っとしっかりしてると思てたけど安心したわ」
そう言いながらまた笑うの笑わんのって・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
わしは若い女性の会話を聞きながら、
メガネをおでこにかけながら、メガネを探す自分を思い出し
「あんな若者でも、わしみたいなずっこけするんやなあ」
と少し安心しながら、少し後ろでニコニコしてしまいました。

そして、みちのくのニコニコ仏さまを思い出していました

※写真は買い求めた資料集からのものです。

龍谷ミュージアム
資料写真集(2400円)
ふくよかなお不動さまと童子たち
「みちのくで最も優しい菩薩像」
観音菩薩に見立てた聖徳太子
円空さんが北海道からの帰りに青森で彫られた菩薩像うちの一つ
子どもを亡くしたのか、母の悲しみなのか、家族の憂いなのか・・・子安観音像
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