秋彼岸の入りに

彼岸の入りに。。。
患者会きほく会員あっちゃんのお母さんから手紙が届きました。

手紙の内容は『きほく通信94号』が届いたというものでした。
でも読み進むと、あっちゃんとお母さんが私を気遣うことばかり書かれているのです。
しばらく私が顔を見せていないので・・・
「ながいこと森田さんの声聞いてないなあ」
「お大師さまの生誕記念で高野山に行かれてるのかな」
「奥さまの法事があるのかなあ」
「病気なのかなあ、入院とかしてないのかなあ」等々。。。

しばらくの無沙汰を申し訳なく思い、手紙を読み終えてすぐお伺いしました。
玄関を開けるやいなやー
「わー、森田さんっ・・・」と5つも難病を抱えるあっちゃんが小躍りし、大病を抱えた86歳のお母さんが笑顔で迎えてくれたのです。
私は無沙汰を謝り二人に何度も頭を下げました。
お母さんは”戦火を生き抜いたのだからがんばれ”といつも励ましてくれた姉を亡くし、すっかり落ち込んでいたそうですが、私の声を聞き顔を見て元気が出てきたと言ってくれるのです。

あっちゃんには落ち込んでいても絵を描き続けてほしいといつも私が言うものですから、玄関に描き上げた絵を5~6枚並べて見せてくれました。すべてが繊細な素晴らしい絵です。
そしてそのうちの一枚『秋ーAutumn』と題した絵を私のために描いたと言って持たせてくれたました。

自分が複数の病気を抱える難病患者であり、新しい担当医から心ない言葉をかけられ泣きづめだったのに・・・、私のことを心から気遣い心配し、私の願いを聞いて何枚も絵を描き上げ、そのうちの一枚を私のために描いてくれたのです。それを一日でも早く手渡したいと思ってくれていたのでしょう、玄関での振るまいと絵に乾燥剤を入れセットされていたことがそのことを物語っていました。

私は胸が熱くなり込み上げるものを抑えながら二人の快癒を祈り帰路につきました。

感謝
合掌

『秋ーAutumn』(神森敦子作)
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