9月28日 護摩焚き法要
参拝者ともども諸人安寧、平和、疫病退散を祈念し
一心に読経祈願相勤めさせていただきました。
御弥津は藤原あやちゃんが届てくれた
クッキーとパッションフルーツスイーツをいただきました。
「うまいっ」と好評価でした。
南無大日大聖不動明王
南無大師遍照金剛
合掌









和歌山県紀の川市にある高野山真言宗のちっちゃい田舎寺です。
9月28日 護摩焚き法要
参拝者ともども諸人安寧、平和、疫病退散を祈念し
一心に読経祈願相勤めさせていただきました。
御弥津は藤原あやちゃんが届てくれた
クッキーとパッションフルーツスイーツをいただきました。
「うまいっ」と好評価でした。
南無大日大聖不動明王
南無大師遍照金剛
合掌
不動寺だより2022秋号
出来
合掌
「田舎坊主の合掌」
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きょうは彼岸の中日
かつて紀州那智の海に面したところに補陀洛山寺というお寺がありました。
(現在は少し山手にあります)
昔はこの寺の住職が60歳になったころ、
小さな船に乗って一月分の食料だけを持って、
観音浄土があるとされる南方海上に船出する風習がありました。
ただし船から出ることができないように小さな船室の扉は釘付けされていました。
いわば死出の船出なのです。
これがいわゆる「補陀落渡海」と呼ばれるものです。
そしてこの船は「補陀落渡海船」とよばれ、20尺足らず(約6m)の小さなものです。
*****
3年前、紀南地方のパーキンソン病友の会の仲間の初盆にお参りしたとき、
座敷には立派な精霊舟が造船されていました。
いまでは海に浮かべることはあっても、回収された上でお焚き上げされるそうです。
その時、かつての「観音浄土」が『渡海浄土思想』として
その名残を継承しているのだろうと感じたものです。
*****
さてきょうは彼岸の中日です。
補陀落渡海も精霊舟も
悟りの世界への旅立ちとしての「彼岸思想」だと私は思うのです。
「此岸」(この世界)は苦しみの世界
「彼岸」(彼の世界)は悟りの世界
でもほんとうは彼岸は向こうにあるのではなく
苦しみばかりの「此岸」のなかに、
バランスがとれ偏りのない安寧の世界をつくることを教えているのが、
「彼岸」だと思うのです。
彼岸の中日は昼と夜の時間が同じでどちらにも偏っていません。
私たちの心も偏らず執着せず拘らない「中道」の練習をしましょうと、
中日を挟んで一週間を彼岸として与えられているように思うのです。
合掌
令和4年秋彼岸
不動坊 良恒
拝
29番 栄林寺 30番 玖延寺 31番 一雲斎 番外 高野山真言宗大福寺
44番 北辰寺 45番 萬休寺 郡上八幡城