大津の立木観音(立木山安養寺)にお詣り

立木観音(立木山安養寺)にお詣り

弘法大師空海が諸国行脚の途中

瀬田川近くの立木山に光る霊木を見つけ

その立木のまま観音さまを刻んだといわれています

厄除け観音さまとして知られています

約800段の石段を登らないと観音さまにお会いできません

ご宝前にて
難病患者に寄り添い下さいとの祈願を込め
読経させていただきました

あわせて
いいリハビリウオーキングになりました


南無観世音菩薩
南無大師遍照金剛

合掌

 

 

立木山参道 これより石段800段
立木観音境内本堂
菅野様ご宝前

宇陀の山あいにある佛隆寺へ

リハビリウォーキング
 
宇陀の山あいにある真言宗 佛隆寺へ

このお寺で一番有名なのは彼岸花だそうです

老桜と彼岸花の時期は人いっぱい

彼岸花は数年前に8万5千個の球根を皆さんで植えたそうです

ちなみに大和茶の発祥地で、階段の両脇はお茶の木が植えられています


今日、歩いた距離は2㎞ぐらいですが
階段が多いので18階分上ったってスマホが教えてくれた

本堂と不動堂前で
難病患者に寄り添い下さいとの祈願を込め読経させていただきました


南無大師遍照金剛
南無大日大聖不動明王
南無薬師瑠璃光如来

合掌
 
 
佛隆寺から峠を越えると室生寺へ行きます
お寺の参道入口にある阿弥陀堂みたいな地蔵堂
茅葺きの地蔵堂
南無地蔵尊
山門まで石段です
佛隆寺山門
佛隆寺本堂
本堂内
本堂の後ろに不動堂
大和茶発祥の碑
石段参道脇のお茶の花

きょうは彼岸の中日

きょうは彼岸の中日
      
かつて紀州那智の海に面したところに補陀洛山寺というお寺がありました。
(現在は少し山手にあります)
       
昔はこの寺の住職が60歳になったころ、
小さな船に乗って一月分の食料だけを持って、
観音浄土があるとされる南方海上に船出する風習がありました。

ただし船から出ることができないように小さな船室の扉は釘付けされていました。
いわば死出の船出なのです。

これがいわゆる「補陀落渡海」と呼ばれるものです。
そしてこの船は「補陀落渡海船」とよばれ、20尺足らず(約6m)の小さなものです。

*****

3年前、紀南地方のパーキンソン病友の会の仲間の初盆にお参りしたとき、
座敷には立派な精霊舟が造船されていました。
いまでは海に浮かべることはあっても、回収された上でお焚き上げされるそうです。

その時、かつての「観音浄土」が『渡海浄土思想』として
その名残を継承しているのだろうと感じたものです。

*****

さてきょうは彼岸の中日です。

補陀落渡海も精霊舟も
悟りの世界への旅立ちとしての「彼岸思想」だと私は思うのです。

「此岸」(この世界)は苦しみの世界
「彼岸」(彼の世界)は悟りの世界

でもほんとうは彼岸は向こうにあるのではなく
苦しみばかりの「此岸」のなかに、
バランスがとれ偏りのない安寧の世界をつくることを教えているのが、
「彼岸」だと思うのです。

彼岸の中日は昼と夜の時間が同じでどちらにも偏っていません。

私たちの心も偏らず執着せず拘らない「中道」の練習をしましょうと、
中日を挟んで一週間を彼岸として与えられているように思うのです。

合掌

令和4年秋彼岸
不動坊 良恒

 

友人の精霊舟
船大工がつくった約2mの立派な精霊舟