高岡山瑞龍寺 国宝巡拝

高岡山瑞龍寺 高岡大仏 五箇山合掌造りの里 帰り途中で五箇山合掌造りの里を散策することができました。ここでも秋を待つ穏やかな風景に癒やされてきました。 令和3年10月14日不動坊良恒 拝

お世話になった方がまた逝きました

四国巡拝中に「よしつね君? ○○です」と電話が入りました。
聞き覚えがない男性の声なので「どちら様ですか?」と聞き直すと、
「○○です、妻が亡くなりました。もしものことがあれば、よしつね君にお願いしてと常々話していたので・・・」
と言うのです。

奥様は当初から私を「よしつね君」とよんでいました。
ご主人がかけてきた奥様の携帯電話にも「よしつね君」で登録していたのでしょう。
ご主人からそうよばれたことはなかったので、
「よしつね君? ○○です」の電話に驚いた次第です。

さらに奥様が亡くなったとの知らせに驚き、
詳細を聞いた上で葬儀を承りました。

   *

亡くなった奥様とは35年以上前、
私が「胆道閉鎖症の子どもを守る会」の和歌山県支部長をしていたとき、
檀家さんの法事でお会いし、法話で亡くなった子どもの病気や難病についてお話しをしました。
その際、なにか協力したいと申し出があったのです。

それからしばらくして彼女はあるお店をオープンし、
開店当初からお店のカウンターに「難病の子どもたちに愛の手を」と手書きした募金箱を設置してくれました。
これは閉店するまで約15年間置いてくれたのです。
支部の運営費や私が会議のたび上京するための交通費などほんとうに助かりました。

彼女はご自分の水子を熱心に供養されていて、
心の中には少なからずこのことが私への協力の一つの要因としてあったように思います。

   *

一方でお盆に水子供養としてお参りしてほしいとお願いされ、これも35年以上続いています。

今年のお盆前のことですー
毎年彼女宅へのお盆のお参りは日程も時間も決まっているので、
今まで確認されることはなかったのですが、

「よしつね君、今年いつ参ってくれる?」と約10年ぶりに電話が来たのです。
ここ何年かは私に代わって副住職がお参りしていました。

今から考えてみると、その電話はお別れの電話だったのかもしれません。

長いご無沙汰で元気なお顔も拝見しお話しもできていなかったことが心残りとなりました。
  
  *  
   
彼女は東洋欄をこよなく愛し、各地の展示会に出品などして季節には全国を巡っていました。

私は彼女にー

豊徳照蘭信女 のお戒名を贈りました。
  
遺影はたくさんの蘭に囲まれたお写真で、
お別れの棺の中にもたくさんの蘭が添えられていました。
   
ただ多くのご遺族から故人らしい素晴らしいお戒名だと喜んでいただけたのが、
ささやかな恩返しになったような気がしました。  
 
今年は大切な方、お世話になった方とのお別れが続きました。
    
唯々黄泉が安らかならんことを願うのみです。
    
   
南無大師遍照金剛

合掌
九拝

 

鳳来寺山薬師堂参拝

1425段の石段を登ったところにある鳳来寺に参拝ー

新城市の鳳来寺山にある鳳来寺は1300年前、
利修仙人によって開かれたお寺です。

鳳来寺山ガイドマップにはー

文武天皇が病気になったとき鳳凰に乗って都に行き、
七日間のお加持ご祈祷により病気を平癒したといわれています。
このときのお礼として「鳳来寺」の名を賜り、伽藍が建立されました。

ちなみに石段の参道脇には多くの寺院跡の名跡が標されています。
本堂までは約50分を要する参拝でした。

本堂前に於いてー
「難病患者に寄り添い下さい」との祈願を込めて読経させていただきました。

有り難き巡拝でした。

南無薬師瑠璃光如来
合掌

 

1425段の石段登り口
仁王門への石段
仁王門をくぐって石段は続きます
開山利修仙人の石像
日本で2番の樹高の「笠杉」
まだ半分も上ってません
鳳来寺本堂
本堂正面
本堂内
薬師如来お前立ち
本堂前からの景色
階段に咲く小さな花
道迪の花
鳳来寺ご朱印

もうすぐお彼岸ですね

かつて橋もなかったころのインドー

大河ガンジス川のガート(沐浴場)で沐浴する人たちが対岸を眺めながら、
『こちらの岸(此の岸)には苦しみや悩みなど、つらいことばかりあるけれど、きっとあちらの岸(彼の岸)には幸せがあるに違いない』と、、、
そう思ったのでしょう。

私はこれが「彼岸」の考え方だと思っています。

でも本当は、彼の岸にも悲しみや苦しみは存在するのです。

仏教の「彼岸」とは、
苦しみ多き「此の岸」を私たちの智恵や行いによって、幸せと思い、平安と思える世界を作り上げることの大切さを説いています。


もうすぐお彼岸です。


私たちはー

暑い暑いと思って、早く涼しくならないかと思っていても秋の彼岸が過ぎればやがて寒さに文句を言います。

寒い寒いと思って、早く暖かくならないかと思っていても春の彼岸が過ぎればやがて暑さに文句を言います。

あちら(彼の岸)に幸せがころがっているわけではありません。

私たちの行いと考え方と豊かな知恵でもってー
こちら(此の岸)を住みやすく幸せに思える世界(彼岸)をつくることが大切ですよ・・・、
と諭しているのが、お彼岸だと思うのです。


ちなみにー

山中伸弥先生を先頭に世界に先駆けたiPS治療の臨床治療が始まって7年が経ちました。

多くの難病患者、とりわけ網膜治療に次ぎパーキンソン病、そして脊髄損傷、心筋治療へと当事者が夢見た最新治療の研究も成果も積み重ねられています。

まさに日々苦しむ難病患者に寄り添い、苦しみ多き「此の岸」を「幸いなる彼岸」に変えようと、多くの研究者や先生方が努力してくださっています。

本当にありがたいことです。


私たちはー

彼岸を契機として、置かれた場所で、自分にできる方便で「幸いなる彼岸」をつくる意思を心に留め置きたいものです。

令和3年秋彼岸
合掌

(写真はガンジスで沐浴する老母:1989年撮す)
 
 

四国巡礼 香川県71番~79番巡礼

四国八十八ヶ所香川県71番~79番を巡礼させていただきました。

71番 弥谷寺
72番 曼荼羅寺
73番 出釈迦寺
74番 甲山寺
75番 善通寺
76番 金倉寺
77番 道隆寺
78番 郷照寺
79番 天皇寺

71番 弥谷寺は日本三大霊場霊山の一つと言われた山岳寺院です。
頂上の本堂まで540段の石段を登ります。
自分の足でそれほどの疲れも感じることなく上ることができたことに心から有難く感じることができました。
まさに同行二人のなせるお力の証しなのでしょうか。


75番 善通寺では金堂薬師如来ご宝前にて特別法要が行われていて、
「難病患者に寄り添い下さい」との祈願を込め、
ともに祈念させていただきました。

有難き、有難き巡礼でした。


南無大師遍照金剛
南無薬師瑠璃光如来
合掌

 

地蔵盆

8月24日 地蔵盆

久しぶりの青空と朝のうちの爽やかな風、
そしてツクツクボウシの声が秋の訪れを感じさせてくれます。

今日は地蔵盆ー

そして、おたすけ地蔵尊建立の施主でもある亡妻の祥月命日です。

お墓参りを済ませたあと、
あわせて皆さま方の安寧を祈願し、本堂での勤行、おたすけ地蔵ご宝前での供養相勤めました。

南無地蔵菩薩
南無大日大聖不動明王
南無大師遍照金剛

合掌
九拝

 

寝弘法様とまめ大師様参拝

彦根にある寝弘法様とまめ大師様参拝

◆日本で随一ここにしかおられない寝弘法様(大師寺)ー

この寝弘法さんの頭中には、京都東寺から分骨された「仏舎利」(お釈迦様のご遺骨の一部)が納められています。
「南無大師遍照金剛…」とお唱えしながら、寝弘法さんの頭や体を撫でてお願い事をするとご利益があるといわれています。
お釈迦様の涅槃像は所々でお目にかかりますが、
お大師さまの寝姿はとてもめずらしく、
ありがたくお詣りさせていただきました。
(お寺ではなく四国大洲の十夜ヶ橋の下には寝弘法様がおられます)

 

寝弘法様のいる大師寺
大師寺山門
本堂
寝弘法様
不動明王
本尊 弘法大師

 

◆まめ大師さん(弘法大師堂)とはー

昔々、土佐からやってきた風変わりなお坊様が読経のあと、旅立たれる前日に「ここに来られる信心厚い方が、まめで達者で幸せに暮らせるようにとの祈願を込めて大豆に、弘法・観音様・地蔵様・不動様・稲荷様・いろは文字、米粒に、弘法様の御影・阿弥陀名号を書いた」と。
それ以来ここ大師堂ではこの9つのまめをお祀りしているのです。
秘仏ですが、今年10月21日にご開帳されるそうです。

 

まめ大師のある弘法大師堂
門をくぐったすぐ左に不動明王
本尊 弘法大師
本堂
まめ大師のいわれ

今回のお参りも「難病患者に寄り添い下さい」との願いを込め、
寝弘法さんと豆大師さんのご宝前にて読経させていただきました。

大師寺の寝弘法様も弘法大師堂のまめ大師様もともに拝観無料でした。

8月21日 お大師さん報恩日
南無大師遍照金剛
合掌

無事お盆行事が満行しました

お盆の精霊送り火お焚き上げ供養も成満し、
無事お盆行事が満行しました。
 
個人的にはー
今年のお盆はお世話になった方や大切な方が亡くなり、
いままで経験したことのない連日の雨中の棚行参りも重なり、
少なからず心憂鬱な一週間でした。
 
そんな折りー
ある難病患者さんからうれしい電話がありました。
 
その方はパーキンソン病で少し背が丸くなっている男性です。
以前にあるリハビリの会で、
「背が丸くなってきて、お腹が縮んで痛くなるようなことがあったら、お腹の皮を上下にひろげるように・・・」
ということをお話ししました。
 
ずいぶん前のことで忘れていたのですが、
その方はー
「この前お腹が痛くなったので、以前に聞いたことを思い出しやってみるとすっかり痛みがなくなって・・・」
と、うれしくなって電話をしてくれたというのです。
「ほかにも薬ではなく楽になれることがあれば教えてください」
というものですから、
一歩目が踏み出しにくい「すくみ足」対策をお話ししました。
 
彼は「すくみ足があるので、やってみます」と、
喜んでくれました。
 
お盆明けのうれしい電話で、
私の心に少し陽ざしが見えました。
 
ありがとうございました。
 
  *
 
施餓鬼供養は霊魂の虹で始まり
雨中の棚経参り
でも心晴ればれでお盆が明けました 
 
 
令和3年お盆
南無三界万霊抜苦与楽
合掌
 

お施餓鬼に悲しい知らせ

  *** ちなみにこの日には恩師、亀岡弘昭先生の訃報も・・・。私が高野山で小坊主をしていたとき、 寂しいときも苦しいときも先生に守られて高校生活を送ることができました。 やんちゃ坊主の私でしたが、高校を卒業するときには Continue Reading →

五條の大澤寺お参り

五條市の山間部にある大澤寺にお参りー
ご本尊は薬師如来、高野山真言宗のお寺です。

軽四一台がなんとか通れる山道を河内長野方面に登り、
細い枝道を約2㎞ほど行くとひっそりと佇む石塀に囲まれた大澤寺が現れます。

2m弱の像高の薬師如来は秘仏で拝観はできませんが、
本堂前にて読経させていただきました。

何とぞ難病患者に寄り添い下さい、との祈願を込め手をあわせてきました。

南無薬師瑠璃光如来
南無大師遍照金剛
合掌